グリンダルワーム培養18年夏

グリンダルワームの栽培を2018年年の初めからブリードしはじめていますが、
春から初夏の頃までは状態の良いイトメが簡単に入荷できたので
グリンダルワームの使用量が下がっていたのですが、

夏真っ盛りになり、イトメの入荷と状態が非常に悪くなり、
自家でまかなえるグリンダルワームの利点を再認識させられました。
メダカの稚魚あがり位のイトメだと少し大きい時期にも良好

夏の管理で思うことがありまして、加筆です。
容器内の湿度が上がりすぎると、ワームが上に上がってきてそれは管理上よくないので、
容器内の湿度が上がらないように、蓋の穴を大きくくり抜いています。

このくらいのサイズで穴をあけておけば十分な感じです。

プラバンを培地にかぶせればマット内の湿度が保たれる。

すずしい、寒い時期はこのまま開放状態で問題なかったのですが、

夏になり温度が上がり害虫的な生き物が活動する時期になると、
コバエやらが繁殖してしまうようになり。
なので間に、昆虫用のコバエシートを挟むことにして、解決。
乾燥防止効果も少しある。

ちなみにワームの数が少ないセット初期は、
細かい虫やらがわきやすいようです。
ワームの数が増えて培地がワームの住みかになじむことによって
様々な害虫は不思議といなくなります。
ワームがなじんだ状態は、なんだか”ぬめっとした”感じになりみみず臭がしてきます。

こうなると、安定状態になり、
自分は”完成系”といっています。
こうなれば、自家で必要量を十分まかなえるはずです。
ワームを入手後の当面の目標はこの完成系にすることだと思います。
ここまでが、夏前までの培養方法。

最近の、培養方法の改良を1つ。
ワームの動きを見ていたら、グリンダルワームは基本的に表面に暮らしている様で、
簡潔に、表面積を増やすのが得策のように感じました。

以前は:ケース[培地→餌→園芸ネット→プラバン]蓋

だったのですが、表面積を増やすために
改良後:ケース[培地→メッシュ→餌→メッシュ→餌→(園芸ネット)→プラバン]蓋

このように小さくしたメッシュを何枚かかぶせるようにしています。
その後

効果はよさそうで、ワームの管理、確保が非常に楽になった気がします。

培地の土は深くしてもワームの繁殖に対しての効果は薄いみたいです。
ただし、ワームの出す汚水などは底の方にたまっていく
餌切れの際、土の中にもぐったり土を食べる雰囲気です。
そのため培地もある程度は必要だと思っています。
しばらくし汚水がたまりすぎると培地が腐り、安定期が終わり、その培地は終了です。
かき混ぜると腐敗臭がします。そうなる前に、新しいケースにワームを移植します。
用土不使用だと、この腐敗臭が出やすくなり実用に耐えられないかも。

このスタイルだと、
ワームを使用する際は、メッシュ1枚を水槽ですすぐか、水を入れたカップにして
このようにワームを分離します。分離が楽になりました。

餌は、なんでも食べるのですが、カメブロスなんかよく食べる。
とはいえ専用の餌は用意しないでも、熱帯魚の餌で十分です。
当店現在は適当に魚の餌を与えています。
いくつか餌を試したのですが、こまめに与えられればなんでもよさそう。
その辺の理屈は、爬虫類のガットローディングの概念で行いましょう。
本場の方法は、
全粒粉食パンにヨーグルトをぬりたっくて、ビタミン剤を振りかける。
ワームが大量にいるかつ、温度低い(20℃程度)際は良好でした。
温度が上がると、カビが生えやすくて夏場は向いていないですね。

ポイントは2,3日で食べきれる量を入れること、多すぎると餌腐ります。
餌切れが長く続くくとワームが細くなり、減っていきます。注意

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